いいプレゼンとは
去年からプレゼンの勉強をすることが多くなりました。
プレゼンというと堅苦しく聞こえますが要は、
「どうやれば人に動いてもらえるような話ができるか」
ということを考えてました。
私は話下手なのでまず、どうやったらロジカルできれいな筋が通っている説明ができるかを考えました。
考えても思い浮かばなかったので、ググりました。
ググるとテクニックに関していっぱいコラムが出てきました。
それでも私はすぐ忘れてしまうので本を買うことにしました。
以前ブログで紹介しました、池袋のBOOKOFFですね。
行きました!行きつけなので!!
そこで目についた本を読み漁りました。
ググって本を読んで知識をつけてプレゼンに挑んだ結果、学んだことが一つあります。
それは
口がうまかったり話し上手な人がいいプレゼンとは限らない
ということです。
えっ、話がうまければいいプレゼンじゃないの!?
プレゼンというのは人の心を動かして自分の思っている通りに行動させるのがプレゼンの意義だと言えます。
たとえまとまりがよくて流れがきれいでも人の心を動かすことができなければそれはいいプレゼンとは言えない、と私は思います。
さて、ではなぜ話の上手な人が人の心を動かすプレゼンをできるというわけではないのか。
この考えに至ったエピソードが二つあります。
一つ目のエピソードは授業内プレゼンの話です。
大学の授業で夏休みに「カップヌードルの商品広告を作ってください」というものがありました。
日程が被ったサークルの合宿を犠牲にし、涙をこらえながら出席した授業でサークルも広告研究会に入っているので本気度は誰よりもありました。
その授業は授業内で8班くらいに分かれて広告案を考え、最終的に生徒同士で順位をつけるといったものです。
広告案もしっかり考え、本で読んだ人にうまく伝える方法を使ってプレゼンをしました。
決してうまかったわけではありませんが、少なくとも一年前の自分よりは話上手になってはいました。
見ている人もそこそこ笑ってくれて感触は良かったはずでした。
しかしその結果はビリでした。
二つ目のエピソードです。
プレゼンの機会は私の所属している広研というサークルでもあります。
ただプレゼンターは基本一年生なので二年生はサポートになります。
広告案発表のときに後輩のプレゼンターががんばって発表してるのをにこやかに見守っているわけですが、客観的に見ていて気付いたことがありました。
優勝班は必ずしもプレゼンターがうまい班ではないということです。
もちろん、プレゼンターが話し上手にこしたことはないのですが、話すのが上手な子、あがり症で早口になってしまう子、いろいろなタイプのプレゼンターがいる中でプレゼンが最高にうまくてまとまりも説得力もあって見ている広研員が「優勝するだろう」と思っている班が優勝しないなんてこともまれではありませんでした。
人の心を動かすのは、プレゼンターの話がうまいだとかしゃべりなれてるということではなかったんです。
それでは果たして人の心を動かすものとはなんなのか。
それは
「熱意」
です。
自分の案はこんなにすごいんだ、だからぜひ自分の案を使ってくれ、そういうふうな熱意があふれ出たプレゼンこそが案の質が同じだったときに、応援したくなるちょっとの差になるんだと思いました。
これは電通のクリエイティブディレクターの高崎卓馬さんが書いている表現についての本です。
人の心を動かすポイントがたくさん散りばめられていて、へえ!と感嘆の声を出さずにはいられないフレーズがたくさんあってノートにメモしたほどです笑
その中でプレゼンに関して言及しているところがあったので引用します。
「つまらないものを面白そうにプレゼンするほど、残念なものはない。プレゼンしたくなるアイデアをもつことがいいプレゼンをするための最大の方法でしかない。」
自分がこのアイデアすごいでしょ!?って案に対して熱をもっている。
そしてそれを伝えたい。
自分が自信を持っている気持ちがあれば、そういった思いはきっとあふれだしてしまうと思うんです。
そしてそのあふれ出したオーラのような、雰囲気のような、目には見えないけれどそういう熱いものを人は感じ取って、心が動かされるのではないか、と思います。
人が動かされるようなプレゼンをするにはまず自分が自分のプレゼンに対して自信を持ち熱をもつことが重要ですね。
まだまだうまいプレゼンができるようになっていないのでもっともっと勉強していこうと思います!
0コメント